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2025.09.25
デイサービスとデイケアの違い
デイサービスとデイケアは、言葉が似ている
ので同じように思いますよね。そもそも2種類あることも知らない方もいるかと思いますが、その目的は大きく異なっているのです!
デイサービスは楽しく皆さんとおしゃべりしたり、お風呂に入れてもらったり、食事を出してもらえたり…と1日を自分のペースで楽しく過ごしましょう。外に出る機会をもって生活リズムを整えていきましょう
という目的の方向けのサービスです。
デイケアは、お風呂や食事はデイサービスと同じように提供していますが、それに加えてリハビリの専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が個別にリハビリをしてくれる、リハビリを目的とした方向けのサービスです。
医者や看護師さんがいてくれることも大きな安心感があります
どうやって決めれば良いの?
デイサービスが楽しく過ごせることを目的としていて、デイケアはリハビリを目的としていることは分かりましたが、自分にはどちらが良いのか…となりますね。
デイサービス向きの方
①身の回りのことは出来るけど、外に出る機会がない
②一人暮らしで寂しい。
③家族の負担が大きくて、少し休める時間が欲しい
④お風呂やご飯を提供してもらいたい
⑤認知症が少しで出来たようだ。このまま何もしないでいるのは不安…
デイケア向きの方
①脳梗塞など病院のリハビリは終わったけど、退院後もリハビリを続けていきたい
②歩けなくなるのは不安…リハビリを受けて今と同じような暮らしをしていきたい
③言葉が出なくなってきた、ご飯が飲み込めなくなってきた…お口の動きを改善したい
④インスリン注射やストマ交換があるなど、看護師さんにやってもらいたいことがある
簡単に考えると、楽しく過ごすことを目的とするか、リハビリを目的とするかの違いです。
それぞれの目的に合わせて決めていきましょう
費用はどうなの?
デイサービスとデイケアでは、費用が少し違います。
デイサービスより、デイケアの方が専門職が多いこともあり若干高めです。
おおよその目安として、1回あたりの利用料はデイケアの方がデイサービスより1回100円~300円(1割負担の方の場合)ほど高くなるケースが多いです。
デイサービス、デイケアどちらも
①要介護度(1〜5)が上がれば費用も上がります。
②施設の規模が大きいほど費用は下がります
※効率よくサービスを提供できるから
③利用する時間(通常は7時間〜8時間)が長くなると費用は上がります
※4時間程度の半日のデイサービスやデイケアもあります
④都内とその他の地域では家賃や人件費も違ってくるので、料金は都内の方が高いです
⑤自己負担も世帯所得により変わります
ほとんどの方は1割負担ですが2割、3割の方もいますのでご自身が何割負担なのか確認しておくのはとても大事です。
まとめ
デイサービスとデイケアに通う目的が違うこと
費用はデイケアが高めなこと
要介護度や施設の規模により費用が違うこと
私たちケアマネジャーが提案したり、病院から提案された時に、皆様が目的にあった選択が出来ることが1番良い事です。
途中で切り替えたり、辞めたり、デイサービスとデイケアを両方利用できることもできます。
皆様のご参考にしてください